2009年04月16日

技術の中小企業、不況下で健闘

 高付加価値品の拡充が成果を上げているのが携帯電話向け装飾品企画販売の株式会社サンクレスト南上小阪12-42)。09年5月期の売上高は10%増の8億8000万円を予想している。08年に従来品の半分の厚さの携帯画面のぞき見防止シートや、特殊コーティングにより傷が付いても自己修復する液晶画面保護シートなどを相次ぎ投入。単価を従来品より2―3割引き上げ、低価格のアジア製品との差異化を図った。

 産業用温度計大手の兵田計器工業株式会社出雲井本町1-6)は、09年6月期の業績が「順調なら売上高は前期の18億円から2ケタ増となり、経常利益も増えそう」(兵田社長)という。

 変電所の安全管理装置で国内トップシェアを占め、最近は「電力会社の設備更新期に当たる」(同)ことで受注が堅調。変圧器の異常を検知して大事故を防ぐ重要部品だけに、各種プラント向けの温度計や新幹線の圧力計などで豊富な納入実績を持つのが同社の強みだ。


技術の中小企業、不況下で健闘 (日経ネット関西)


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<以下引用>

日本経済が深刻な不況に直面するなか、独自のモノづくり技術を生かして需要を創出した近畿の中堅・中小企業が業績を着実に伸ばしている。健康志向への対応や機能向上など特長のある新製品を開発。長年培ってきた技術力で高いシェアを握る企業も多い。品質管理を徹底しながら、付加価値の高い製品づくりに取り組んでいる。


 「休日返上で生産を続けた時期もあった」。歯ブラシ製造のエビス(奈良県大和郡山市、乾正孝社長)は口腔(こうこう)ケアに対する意識の高まりを受け、2009年5月期の売上高を前期比9%増の約45億円、営業利益も14%増を見込む。

 主力製品は1本120―130円と「ライオンやサンスターなど上位メーカーの200円前後に比べて割安」(乾社長)といい、大手量販店のプライベートブランド(PB)製品も手掛ける。同社が生産する歯ブラシすべてにナンバーを付けるなど品質管理も徹底し、消費者の信頼獲得に努めている。

 でんぷん加工のトップメーカー、松谷化学工業(兵庫県伊丹市、吉川晴世社長)は09年11月期の業績見通しは売上高が同6%増の410億円で、経常利益は53%増の16億3000万円。同社が開発した水溶性の食物繊維「パインファイバー」がけん引役。健康食品ブームを背景にお茶やコーラ、ケーキ、めん類、ドレッシングなどの加工食品に幅広く使用。中国や韓国向けなど新たな取引先も開拓している。

 高付加価値品の拡充が成果を上げているのが携帯電話向け装飾品企画販売のサンクレスト(大阪府東大阪市、植田実社長)。09年5月期の売上高は10%増の8億8000万円を予想している。08年に従来品の半分の厚さの携帯画面のぞき見防止シートや、特殊コーティングにより傷が付いても自己修復する液晶画面保護シートなどを相次ぎ投入。単価を従来品より2―3割引き上げ、低価格のアジア製品との差異化を図った。

 産業用温度計大手の兵田計器工業(大阪府東大阪市、兵田善男社長)は、09年6月期の業績が「順調なら売上高は前期の18億円から2ケタ増となり、経常利益も増えそう」(兵田社長)という。

 変電所の安全管理装置で国内トップシェアを占め、最近は「電力会社の設備更新期に当たる」(同)ことで受注が堅調。変圧器の異常を検知して大事故を防ぐ重要部品だけに、各種プラント向けの温度計や新幹線の圧力計などで豊富な納入実績を持つのが同社の強みだ。

 深刻化する不況は近畿の中堅・中小の業績や資金繰りに悪影響を及ぼしている。高い技術力を独自の需要創出につなげることが生き残りのカギとなりそうだ。
posted by よてむく at 09:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 企業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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