阪神なんば線(尼崎-大阪難波)の開通に伴い、沿線の大学や私立中高の受験動向に変化が起きている。神戸・阪神間から大阪東部、奈良まで乗り換えなしで結ばれたことで、受験生が増えた大学・私立校が相次いだ。各校は「新線効果」を歓迎する一方で、ブランド力のある阪神間の私学を奈良方面の大学が警戒するなど、競争の激化が予想されている。
阪神なんば線開通効果 周辺大学や高校の受験増加 (神戸新聞)
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<以下引用>
阪神なんば線(尼崎-大阪難波)の開通に伴い、沿線の大学や私立中高の受験動向に変化が起きている。神戸・阪神間から大阪東部、奈良まで乗り換えなしで結ばれたことで、受験生が増えた大学・私立校が相次いだ。各校は「新線効果」を歓迎する一方で、ブランド力のある阪神間の私学を奈良方面の大学が警戒するなど、競争の激化が予想されている。
四日に入学式が行われた西宮市の武庫川女子大では、奈良県内の志願者が前年に比べて二百八十二人増え、奈良市で実施した試験には予想の倍の四百四十二人が受験した。全体の志願者は百七十六人増で、同大は「奈良の増加分がなければ減少していた」と喜ぶ。
阪神鳴尾駅が最寄りの同女子大は昨年春から奈良県の高校を訪れ、その後奈良市で説明会を二回開いた。年末には近鉄電車内に広告を出すなど布石を打ってきた。「全体の4%にとどまる奈良県在住の学生数を10%に」とさらに意気込む。
近鉄奈良、大阪線の沿線にキャンパスがある近畿大(東大阪市)は、兵庫県内からの志願者が約一割増えた。阪神電車の車内や駅に広告を出したほか、尼崎市では説明会を開いた。入試広報課は「少子化で志願者数を伸ばすのが厳しい中、この増加は大きい」と手応えを話す。
私立校では、進学校として知られる東大寺学園中学・高校(奈良市)への兵庫からの受験者が二年前の二倍に。檪原聰(いちはらさとし)教頭は「PRを全くしていないのに」と驚く。
一方、各大学は競争激化に備え、対策を練る。奈良や大阪東部にある大学は、阪神間でのPRや高校訪問に力を注ぎ、帝塚山大(奈良市)は尼崎に試験会場の開設を検討。奈良女子大(同)は阪神三宮駅に広告看板を出し、浸透を図る。
奈良方面の各大学が抱くのは「(著名な大学が集まる)神戸・阪神間に学生が流れることへの危機感」(帝塚山大)だ。大阪樟蔭女子大(東大阪市)は「大阪の次に学生数が多いのが奈良。地元回りを強化し、学生を逃さないようにしたい」としている。
2009年04月07日
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