新年度がスタートした。人工衛星「まいど1号」の開発などで技術力の高さを示した大阪府内の中小企業も1日以降、順次入社式を開く予定。各社は「技能継承のためにも可能な限り新規採用を続けたい」「大阪から景気を盛り上げる」と逆境の中、将来に期待をつないでいる。
ものづくりの技、次代に――東大阪の中小企業も入社式 (日経ネット関西)
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<以下引用>
新年度がスタートした。人工衛星「まいど1号」の開発などで技術力の高さを示した大阪府内の中小企業も1日以降、順次入社式を開く予定。各社は「技能継承のためにも可能な限り新規採用を続けたい」「大阪から景気を盛り上げる」と逆境の中、将来に期待をつないでいる。
大阪府東大阪市の樹脂製品メーカー「カツロン」では1日午前8時半、入社式が始まった。緊張気味の唯一の新入社員、酒井純さん(18)を、約20人の社員が温かなまなざしで見守った。
工場で働く父親を見て「自分も地元の工場でものづくりをしたい」との思いを中学生のころに募らせたという酒井さん。中小企業ながら、日米で特許を持つ独自の技術で、ミクロ精度のチューブから電車の部品まで手掛ける同社に志望を絞って就職活動を続けてきた。
「技術の継承は中小企業の生命線。景気が悪くても、必ず新卒を採用する」と石川明一社長(39)は力を込める。式の後半、石川社長が「今年も新しい力が加わった。市況は相当厳しいが、一緒に頑張って打開しましょう」と話すと、社員から大きな拍手が起こった。
今年1月に打ち上げられた民間人工衛星「まいど1号」の開発に参加した中小企業にも新社会人が仲間入りする。東大阪宇宙開発協同組合(SOHLA)の癘{(すぎもと)日出夫副理事長(55)が社長を務める通信機器メーカー「大日電子」(大阪府吹田市)では、6日に新入社員を1人迎える。
「まいど1号の打ち上げに夢を感じて」入社を決めたという新人に、社長は「精度の高い技術は、形を変えながら生き残ることができる。誇りを持ってものづくりの技術を学んでほしい」と話す。
「団塊の世代の後継を育てるのが急務」と、不況下でも毎年採用を続けるのは、鉄道用の金属部品を製造する「電業」(大阪府東大阪市)。新卒2人を採用した昨年に続き、今年も高卒1人、大卒2人を新卒で採用、1日午前に入社式を開いた。
同社の堺敏一総務課長(44)は「景気が悪いからといって今採用を中止すれば、中小企業のものづくりは続かない。新入社員には熱意をもって早く技術を受け継いでほしい」と話している。
2009年04月01日
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