2008年12月12日

12/12 【特報 追う】「北の鉄人」地域力でトライ トップ入り視野 釜石シーウェイブス

【特報 追う】「北の鉄人」地域力でトライ トップ入り視野 釜石シーウェイブス (MSN産経ニュース)
 かつてラグビー日本選手権で7連覇(昭和53〜59年度)を成し遂げた新日鉄釜石。その伝統を受け継ぎ、地域と歩むクラブチームとして新たなトライを続けてきた「釜石シーウェイブス」(釜石SW)に今季、トップリーグ入りのチャンスがめぐってきた。チームの頑張りはもちろん、地元の支援も力の源泉だ。法人サポーターは今年 400社を突破。来週には閉校した中学校の体育館を活用する専用室内練習場も完成する。「北の鉄人」復活へ、ファンや地元の視線は一層熱くなる。(中川真)

 釜石SWは今季、加盟するトップイーストリーグ11で、これまで6勝1敗と絶好調だ。

 「ヘッドコーチから2年ぶりにスクラムハーフ兼務で復帰した池村章宏、ニュージーランド出身で3年目のアラティニが司令塔として引っ張ってきた。ゴール前で堪え忍ぶひたむきな守りから、一気に攻めに転ずる粘りのプレーで上を目指す」

 明大や新日鉄で活躍し、平成13年の発足から釜石SWと歩んできた高橋善幸ゼネラルマネジャー(GM)の分析だ。

 池村選手も「これまでの積み重ねでアタックの精度が上がってきた」と話す。

 リーグ戦の順位は、勝敗にトライ数などを加味した勝ち点で決まる。トライ数が上位チームより少なかった釜石SWは現在、勝ち点26で11チーム中5位。だが、年内の残り3試合の結果次第では、トップリーグとの入れ替え戦に挑む3位に入り込める可能性が十分にある。

 こうした活躍を盛り上げるように、釜石市の協力で、念願だった専用室内練習場を確保できることになった。

 場所は一昨年に閉校して遊休施設となっている旧・釜石一中の体育館。 600平方メートルの床に人工芝を敷き詰める工事が、いま大詰めを迎えており、来週明けに完成の予定だ。

 床の補強や人工芝の敷設などにかかる 500万円以上の工事費を、釜石SWが全額負担する条件で、市から年間1万3000円で借り受ける。

 「冬はグラウンドが凍る日もあり、これまで市内の各学校の体育館をお借りしてきた。ハードな練習ができないのが悩みだったが、これからはグラウンドよりもいい状況でスクラムやタックルができる」(高橋GM)

 釜石SWは、市内約50の遊休施設をピックアップし、室内練習場に使えそうな施設を検討し続けてきたという。今回の案は先月急浮上し、8日に正式決定した。

 他の企業チームと異なり、さまざまな職種のメンバーで構成されるクラブチームの釜石SWは、夜間の短時間に集中的に練習しなければならない。これに加えて、寒冷地という厳しい条件も抱えている。効率的な練習を可能にする専用室内練習場は強い“援軍”となりそうだ。

  500万円以上かかる専用練習場の確保を後押ししたのは、企業や個人商店などの法人サポーター(年間4万円以上)だ。2年前の 262社から先月末現在で 401社と急増した。

 遠征や合宿費、外国人選手の報酬など、通常は年間1億円程度かかるとされるクラブ運営。これを釜石SWは約7000万円で賄っている。

 現在も最大のスポンサーは新日鉄で、同社は財政面に加え、選手とスタッフ52人のうち、約半数を雇用している。だが、新日鉄の支援だけではチーム運営は不可能だ。

 釜石SWの増田久士事務局長は、「サポーター確保ではチームとどうかかわりを持ってもらうかが大事。例えば、職場で『よさこい』が盛んな会社には、試合の前座として踊っていただくとか…」と知恵を絞る。

 チームは北海道合宿にフェリーででかけたり、遠征の宿舎に相部屋で泊まっていた時期も長かった。「『いい成績を残せば、(サポーターが増えて)1人部屋になれるぞ』が合言葉だった」(増田事務局長)。

 サポーターには選手の雇用を受け入れている法人もある。このため、幼稚園の教諭や福祉施設の職員、自動車の営業マンが“本職”という選手もおり、地元との密着度を増す結果になっている。

 トップリーグが視野に入ったいま、選手が仕事とラグビーを両立させる環境を一層整えることと、1億円の運営費確保が重要な課題となっている。高橋GMは、「法人サポーター1000社が大目標。個人サポーター(年会費2000円〜)も増やしたい」と意欲を強調する。

 「V7時代は夜行バスを連ねて東京の国立競技場に応援に行ったものだ。今のチームは当時よりミスも多いけど、頑張ってもらいたいな」

 グラウンドで練習を見つめていた新日鉄の協力会社社員だったという60代の男性は、懐かしそうに話していた。新たな栄光へ。ハードルは低くないが、チームはまず、13日の東京ガス戦(東京)突破へ全力をあげる。

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 団塊ジュニアである筆者にとって、最強ラグビーチームと言えば、思春期の頃大学選手権7連覇を果たした神戸製鋼。ですが少年期にとてつもなく強く見えたのは、北の鉄人・新日鉄釜石でした。残念ながら新日鐵釜石は業績悪化によりラグビー部を廃部。その意志を引き継ぐ形で2001年に出来たのが「釜石シーウェイブス」(釜石SW)です。現在は2部地域リーグトップイーストに所属し、トップリーグ入りを目指しているのですが、今年の釜石SWは絶好調。セコムや三菱重工相模原と言ったトップリーグ在籍経験のあるチームに勝利し、6勝1敗。勝点の関係で現在は5位ですが、残り3試合を3連勝すればトップリーグへの挑戦権を賭けて争うトップチャレンジに出場できる2位以内に入る可能性も十分にあります。
 この釜石SWを支えているのは、岩手県釜石市や地域の民間企業の協力です。なんと室内練習場に廃校になった学校の施設を使ったり、年間4万円からの法人サポーターが400社以上参加していたり。またホームページには地元サポーターからの熱いメッセージが沢山掲載されています。
 現在のラグビーチームは会社が億単位の資金を毎年つぎ込み続ける事で成り立っています。しかし釜石SWの試みはその先の、スポーツチームとしてのラグビークラブの可能性を模索するものです。トップリーグの中では突出してファンの多い近鉄ライナーズですが、来るべき未来のチーム像の1つとして、釜石SWには注目する必用があるでしょう。

 取り敢えず、残り3試合を連勝し、順位決定戦も勝ち抜き、トップチャレンジで花園に来るのを待っています。順調にいけば、1月25日。ガンバレ北の鉄人。

参考サイト
トップイースト11 結果・日程
posted by よてむく at 10:27| Comment(0) | TrackBack(0) | ラグビー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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