「しゃあない」と言わせない 甲南女高・松永、五輪へ (神戸新聞)
兵庫のアーチェリー界に新星が誕生した。甲南女高(神戸市東灘区)の松永安紗子。10月下旬、静岡・掛川市であった全日本アーチェリー選手権で大学生、社会人を抑えて準優勝した。「『高校生やからしゃあない』って言われるのが嫌でした」と臆(おく)せず挑んだ18歳。4年後のロンドン五輪出場を目指す逸材が、夢への一歩を刻んだ。(松本大輔)
大会前は「予選を通過することだけを考えていた」という。高校の大会とは違い、チームを離れて個人での戦い。不安をかき消すようにヘッドホンで耳をふさぎ、孤独に集中力を高めた。
予選を3位の好位置で突破すると、決勝トーナメントも勢いに乗って勝ち上がった。決勝戦では北京五輪代表の早川浪(日体大)に屈したが、堂々の準優勝。五輪6位の実力者に善戦し、「もう少し自分に技術があればチャンスがあった」と自信を深めた。
兵庫県高校総体個人は1年生から3連覇。今年は夏のインターハイ、秋の国体で団体2冠に輝いた。30メートル、60メートル、70メートルラウンドの3種目で日本高校新記録を樹立するなど、ジュニア世代では国内屈指の力を備える。
卒業後は近大への進学が内定。数々のアーチェリー五輪代表が巣立った強豪に身を置く。「自分には厳しさが足りない。新しい環境でチャレンジしたい」。険しい道の先にある「ロンドン」を見据え、新天地でさらに腕を磨くつもりだ。
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ここ数年のスポーツ報道の流れを乱暴に要約すると、「容姿の良い若者(女子の方が好ましい)で成人選手を相手にそこそこ以上の戦いをし、メディア向けに笑顔を見せることが出来る選手が出現したスポーツを、その選手と同一化して報道し、その選手の競技生活の終了と共に取り扱わなくなる」という傾向にあります。松永選手は来年から近畿大に入るようですが、アーチェリーはただでさえマイナーな競技。周りの大人達に食い物にされないように、頑張って欲しいものです。
参考図書
日本で唯一のアーチェリー専門誌。それだけで貴重(笑)
日本で最も有名なアーチェリー選手の著書。先生だけに、文章もお上手。
2008年11月23日
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