旋盤の技、全国に挑む 黒沢尻工高の2人 (岩手日報)
北上市村崎野の黒沢尻工高(藤田岩夫校長、生徒・学生712人)の2人が、旋盤の腕を競う全国大会に出場する。技能五輪(30日)には専攻科課程機械コース2年の長野亮君(20)、高校生ものづくりコンテスト(11月2日)には機械科2年の伊藤達矢君(17)。ものづくりの人材育成に力を入れる同校の期待を胸に、上位を目指し練習に励んでいる。
技能五輪全国大会は静岡県沼津市で実施され、企業代表の若手技術者66人と学生枠の3人が出場する。長野君は8月の全国予選会で上位3人に入り、出場権を獲得。専攻科からは藤根恭輔君(機械コース2年)に続く2年連続となった。
競技は工作機械の旋盤と40種類の工具を駆使し、6個の円柱形の丸鋼を加工し組み合わせる。制限時間は5時間。測定器のマイクロメーターを使用し、1ミリの100分の1の工作精度が求められる。
長野君は1日8時間旋盤に向かい、技を磨く。「専攻科で学んだ1年7カ月で自分でも驚くほどの技術が身に付いた。企業技術者の作業スピードと製品の美しさに負けないように頑張りたい」と意欲を燃やす。
同校の専攻科(2年課程)は機械コースに9人、電気電子コースに11人が在籍。産学官と連携し、高校卒業者が専門知識や技術を学び、即戦力の産業人材育成を目指している。
高校生ものづくりコンテストは大阪府東大阪市で開催。電気工事や化学分析、測量など7部門で工業高校の生徒が専門技術を競う。旋盤作業は20人がエントリー。伊藤君は8月の東北大会で優勝し出場権を得た。
制限時間2時間で2個の丸鋼を加工する。伊藤君は野球部の主将と両立しながら休日返上で練習。「全国は厳しい戦いになると思うが、安定した製品を作りベスト3に入りたい」と決意する。
2人を指導する専攻科の菊池健講師は「長野君はプロとの戦いになるが、120%の力を出せれば結果は残せる。伊藤君も自信を持って満点に近い製品を作ってほしい」と期待している。
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高校生ものづくりコンテストに向けて、岩手の高校生が日々鍛錬をしているようです。物を作るというのは小さな技術の集大成。できることを少しずつ増やしていく様は、スポーツと似ているのです。若者たちの気迫を感じたい方は、11月3日に注目です。
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2008年10月23日
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